重力が衰えるとき |
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イスラム世界の近未来SF。
礼儀正しく異文化が楽しめる。
記憶度 3
物 語
どこまで行っても、礼儀正しいイスラム文化圏のSFストーリー。頭に電脳チップを埋め込むことで、キャラと身体能力を、自由に選ぶことが可能な未来世界の出来事である。
舞台は、官能の繁華街「ブーダーイン」。
主人公のマリードは、ジャンキーだ。気分によって、何種類もの薬を愛飲する。仕事は探偵。ハードボイルドを気取っているのだ。側にいる気難し屋の彼女は、「元」おとこである。
マリードのところに、ある依頼が届く。
それは、街の支配者からのものだった。
講 釈
上の説明ではよくわからないと思う。
自分でもどう書いていいのかわからないのです。
話のキーワードは「イスラム」と「電脳ソケット」。
一応は、ミステリーなので、謎解きの要素もあります。
でも、核はこの世界そのものにある。
電脳ソケットに差し込む「ソフト」を変えれば、全く物別の人間になる。人格と性が、金で自由に買える時代に、イスラムの価値観が織り込まれる。この世界観は、一言では言い尽くせないんです。
キャラが自由なので、ジェームズボンドも登場する。
本音と建前の落差が大きな、イスラム文化も面白い。
自信過剰なのか、電脳ソケットをつけていない主人公。
強制的に手術を施され、物語は急速に進んでいく。
全3作。
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